新築から10年で価値はゼロ!住宅の売却は下落する前がおススメ!

建物の価値は年々下がる

9月20日に都道府県調査による地価の価格が発表され、福島県郡山市の地価は前年度よりも上昇しているという結果でした。

住宅の売却をお考えの方は一見朗報と捉えがちです。


しかしちょっと待って下さい!


あなたの売ろうとしている住宅は築何年ですか?

ここでは年数を重ねるごとに減っていく「家の価値」についてご紹介しています。

資産価値は22年で取得価格の1割に下落!10年で査定評価はゼロ!

車やソフトウェアなどが減価償却されていくように、住宅だってその価値はどんどん下落していきます。

では、実際に家の価値は何年でどこまで下がってしまうのか?税法の「残存価格」と査定の「評価額」でみてみましょう。


そもそも残存価格とは税法上国が定めている減価償却で法定耐用年数を過ぎた後に残る価値の事を言います。その中で有形固定資産は10%、無形固定資産はゼロと決められていて、住宅はこの有形固定資産にあたります。


対して評価額は、不動産屋が築年数や状態、立地条件など様々な視点からその家の価値を決めた金額の事で、残存価格とは全くの別物と考えて良いでしょう。


ここでは、そんな残存価格と評価額から見た住宅の価値を比べています。

(1)「残存価格」でみる家の価値

国税庁の減価償却耐用年数表で見てみると、家は「店舗用・住宅用のもの」という項目で、22年と定められています。

それによると住宅の価値は下記のようになる事が分かります。

家の価値は、築22年で取得価格の1割に!

つまり新築当時1,480万円だった家の価値が22年経つと148万円にまで下がってしまう計算ですね!


でも1割でも価値は残るんだ。と安心しているそこのあなた!そうは問屋が卸しません。



(2)「評価額」でみる家の価値

査定では不動産屋によってその家の価値を決める視点が違ってくるため、必ずしも1割残るとは限りません。

しかし一般的に不動産業界で査定に使われるラインは下記のようになっています。


新築当時100%あった価値が、築10年でゼロ!!

これは、「公益財団法人不動産流通近代化センター」による家の価格査定マニュアルでも、住宅は10年で査定価格がゼロになるとうたっていることから分かります。


つまり、残存価格があるから大丈夫!と安心していざ売却しようとすると土地の値段だけしか査定評価されない、通称「土地値」扱いになってしまうのです。



上記2点を考慮に入れると、住宅は10年目にはその価値がなくなるという事になりますので、売却のタイミングとしてはこの築10年という数字を重要視した方が良いといえます。

200万でも300万でも高く売るためには、タイミングを見計らって少しでも価値があるうちに決断することをおススメします。

諦めないで!資産価格ゼロでも付加価値で売れる可能性大!

住宅の価値がどんどん下がっていくことが分かっても、実際売りたい!と思った時に既に築年数が25年を過ぎていた場合「どうせ二束三文だし・・・。」と売却を諦めてしまうケースが多々あります。


そんな場合でも、諦めないで下さい!福島県郡山市の不動産売買サポート郡山では、お客様へ不動産の有効活用についてもご提案しています。


売却出来ないからと放っておいては宝の持ち腐れです。


住宅の売却タイミングがいまいち分からない、有効活用の事をもっと知りたい!そんな方はぜひともお気軽にご相談ください。



不動産売買サポート郡山では、相続トラブルや節税に関するお悩みのご相談も承ります。自分たちだけで抱え込まず、どうぞお気軽にお問い合わせください。