失敗しないマンション売却価格の決め方

高く設定しすぎても売れない!安すぎても納得できない!悩みの多いマンション売却の価格設定のコツを伝授します。

売却マンションの価格設定にはコツがある!

マンションの売却価格を決めるとき、基本的には不動産会社の査定額を参考にしますが、最終的にはあなたの希望する価格で売りに出します。

「少しでも高く売却したい!」と誰もが思う事ですが、あまりにも高い価格で売りに出しても買い手がつかないのは当たり前。

「どうやって価格を設定すればいい?」とお悩みのあなたに、失敗しないマンション売却価格設定のコツを伝授します!

納得のマンション売却にするための価格設定のコツ

「相場に合った価格設定」が基本

大抵の不動産会社は、査定額を算出する際に『取引事例比較法』を用いますので、相場から大きく外れるということは少ないでしょう。

取引事例比較法では、以下のような方法を取っています。

  • 売りたいマンションと条件が似ている物件の取引事例を多く収集している
  • 郡山市ならではの問題や個別的要因を含めて比較評価をしている
  • いくつかの取引価格の事例から必要に応じて条件の修正や補正を行って比較している

つまり、取引事例比較法によって出された査定額は「マンション売却に妥当な価格」なので、査定額=売却額の考え方がリスクが少ないと言えます。

査定額よりも高い価格でマンションを売りたい時は?

どうしても査定額より高い価格で売りたいという場合には、査定額の1割増しくらいまでの価格をつけるのが現実的です。

不動産会社の査定が1,500万円だったら、上限を1,650万円程度と考えましょう。

また、相場や査定額よりも高く売却価格を設定するなら、その根拠となる「あなたのマンションだけがもつセールスポイント」を見つけ、説得力のあるものにしましょう。

購入希望者が現れないことも想定しておくこと

売り出し後1ヶ月以上が経過しても全く反応が見られない場合、やむなく売却価格を下げる必要がでてきます。

中古マンションでは、値引き交渉に応じるとしても5~8%程度になりますが、これはあくまで3ヶ月以内に売れた場合です。

3ヶ月以上を経過すると、まだ売れ残っている事を理由に「交渉すれば値段が下がるかもしれない」と考えて、20%も値引きを求める購入希望者も現れてきます。

20%の値引きとなると、1,500万円→1,200万円に。

売却価格を設定する時には、『売らないライン』というのをあらかじめ設定してから、最初に売りに出す価格を決めましょう。

そして、『1ヶ月経過したら現在の価格より20万円下げる』という段階的な計画を立てておくことをオススメしています。

さらに「1,400万円まで値下げ交渉をされたら売らない」という選択肢も自分自身の中に思っておくことで、買主からの値下げ交渉に妥協してしまうことが少なくなります。

マンション売却額は慎重に考える事

実際のマンションの販売が始まると、売却側と購入希望側との『心理戦』になる場合もあります。

戦略的に価格設定・判断基準を設けておくことで、納得したマンション売却ができることでしょう。

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好印象を持ってもらえる内覧対応の方法

マンションを売りに出して、内覧を希望する方が現れたときこそ一番アピールできる時です。事前におすすめのポイントを絞って興味を持ってもらえるトークを準備しておきましょう。

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