マンション売却にかかる費用
『マンションを売る』というと手元に入ってくるお金の使い道ばかり考えがちですが、税金や仲介手数料など、出費もあります。
どのような費用がどのくらいの額かかりそうなのか、事前に知っておきましょう。
マンション売却にかかる費用
マンション売却には主に、以下のような費用が掛かります。
- 不動産会社に支払う仲介手数料
- 譲渡税:売却によって売却益が出た場合は、所得税・住民税がかかります
- 登記費用:ローンが残っている時などの抵当権抹消登記費用、司法書士への報酬
- 売買契約書に貼付する印紙代
- その他、引越しの費用など
マンション売却にかかる費用をもっと詳しく!
- 不動産会社に支払う仲介手数料
- 法律上は、「マンションの売買価格×3%+6万円×消費税8%を上限とする」と決まっています。
ですから仲介会社によってはこれより安い場合もありますが、基本的にはこの額で考えておきましょう。
無料査定をしてもらうときなど、仲介会社を決める前に一度聞いておくと良いでしょう。
- 譲渡税
- 譲渡所得税は、かかる場合とかからない場合があります。
譲渡税がかかる場合というのは、「不動産を売って利益が出た場合」です。
自分がマンションを買ったときよりも高く売れたという場合は譲渡税がかかってくる場合がありますので、税務署に確認するようにしましょう。
- 登記費用
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抵当権抹消費用とは、金融機関に設定されている抵当権を抹消するために必要な手続きに関する費用で、一般的に金額は2万円程度かかります。
しかし住所変更登録などもあわせて、司法書士への依頼をする場合が多いので報酬として別途かかることになります。
不動産売買サポート郡山では、福島県で信頼のおける司法書士の紹介や、提携して手続きを行うことも可能です。
- 印紙税
- マンション売却の際に作成する「売買契約書」には印紙税がかかります。
マンション売却の契約金額が1,600万であれば、印紙税は10,000円になります。
多くの場合は不動産会社が印紙を用意し、あなたはその分の金額を用意しておくというのが普通です。
→詳しくは国税庁ホームページを参照ください。
- その他、引越しの費用など
- 税金や仲介手数料の支払いのほかにも、引越し・住民票などの取得など、諸費用がかかってきます。
必見!戻ってくるお金もあります
売却後に戻ってくるお金もあります。
手続きをすれば確実に戻ってきますが、申告しなければ戻らないものもあるので、ぜひ覚えておきましょう。
- 火災保険料
- マンション購入時に火災保険に加入していた場合、ローン借入年数の長期一括でかけている場合があります。
ローンを途中で解約すると残地の年数分の火災保険料は戻ってきます。
また、地震保険も5年単位で加入している場合があるので確認しましょう。
自ら手続きをしなければ戻りませんので、保険会社にきちんと連絡を入れましょう。
- 銀行保証料
- ローン借り入れをする際に、保証人を立てずに銀行が指定した保険会社に保証料を支払って融資を受けるケースが多いです。
保証料については、ローンの抹消手続きをする際に銀行で計算して教えてくれるはず。
わりとまとまったお金になることもあるので覚えておくと良いでしょう。
- 税金について
- 不動産の買い替えで損をした場合、ある条件を満たせば「損益通算」をすることができます。
簡単に言うと、年間で複数種類の所得(賃金・マンション売却によるもの・株など)があって、一方の赤字をもう一方の所得から埋め合わせできる仕組みです。
黒字の所得が減ることで税金が少なくなるので、結果的に税金が戻ってくるということになります。
マンション売却にかかる費用も見越した住み替えの計画を
不動産の売買には諸手続きにかかる費用や税金の支払いがつきものです。
「単純に売却額=手元に残る金額」と考えずに、売却にかかる費用をしっかり踏まえてこれからのライフプランを立てていきましょう。→次の記事:もう揃えましたか?マンション売却に必要な書類チェック
マンションの売却には、すぐに用意できる書類や、市役所まで行かなければ発行できない書類などがあり、売却寸前に書類の整理を行ってはあわただしくなってしまいます。少しずつでも良いので事前に準備しておきましょう。
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